筆ニュース
2009年干支記念「己丑」筆のご案内
来年の干支 牛の毛で筆を製作致しました。
2009年の干支は己丑(つちのと うし)です。己は、十干の六番目、万物を育む田畑や田園の土を象徴しています。また、草木が繁茂し、
形が整然としている状態を表しているとも言われています。丑の字は芽が種子の内部でまだ伸びることができない状態を表しています。
そこで、今年の特徴としては、混乱を整理して原理・原則に還っていく年であると言うことができます。
「牛」は神様からのお呼びに、自分は足が遅いからと前日から出発しました。途中ねずみを背中に乗せてやり、最後の所で調子の良いねずみが飛び降りて、一番乗りを決め込んでしまい、十二支の二番目になってしまいました。でも、牛は悠然としていたということです。牛に粘り強さと誠実さを感じます。よだれをいつも流している牛は、今の世の中では格好悪いかもしれませんが、いつまでも続くその姿は「雅涎」のように、良い意味に使われています。
牛のように気長に辛抱強く歩み続けて、好結果を獲得してくださいますようお祈り申しあげます。
|
|